satorimo

satorikの備忘録

オデッセイ

マット・デイモン主演、火星に置き去りにされた宇宙飛行士マークの話。

 

想像よりも前向きな映画だった。

特典映像でも語られていたが、マークの心情に主眼を置くのではなく、1人の人間を助けるために何ができるか奮闘するその他の人々と、マーク自身の生き延びるための知恵を絞る姿を描いたヒューマンサイエンス映画。

 

絶望的な状況下でユーモア溢れるキャラは魅力的。学者ならではの知識で食糧を増やし、その冷静さで不幸な状況を受け入れる。

決してパニックにならず、一つ一つすべきことを考え遂行していくのは何故だか嬉しくて、応援してしまう。

 

食糧を数えながら、考え込む箇所がよかった。サバイバルには何をさておき食べるものが大切だからね。残ったお芋を数えて何日間生き延びられるかを計算する。初めは惜しみなく使っていたケチャップがなくなった時は、ああやっぱりなと思ってしまった。

 

 

ジェシカ・チャステインが好き。キャプテンという男前な役もよかった。マット・デイモンを助けようとする女キャプテン。男が女を助ける…時代は変わるもんだ。