題名のない子守唄
基本的に映画を観る際、事前情報はなるべく入れない。最初はまっさらな状態で映画を楽しみたいスタンス。
人によってはネタバレ読んでからでも十分に楽しめるらしいが…
「題名のない子守唄」もほとんど情報がないまま観た。悲惨な過去をひた隠しにし、たった一つの望みを持ってある家族に潜り込むため、イタリアに来たイレーナ。家政婦をする家族の子供テアに対する笑顔が素敵。
過激なシーンが多々あるので家族で楽しむ映画ではないが、イレーナとテアの穏やかな場面が救い。
イレーナ自身、自分が愚かだったことを認めている。そこから這い出せるとも思っておらず、子供だけが、希望と言うのか、生きるための本能的な動機なんだろうな。
イタリア映画独特の素っ気なさが好きだ。
音楽が綺麗だなと思っていたらモリコーネだった。
久しぶりのイタリア映画。
やはりイタリア語はいいね。なぜか懐かしい気持ちになる。そういえば一時期私は絶対前世イタリア人だったはずだと思っていた時期があったっけ…。
Ci vediamo domani.