satorimo

satorikの備忘録

ばばさま入院中

祖母が去年末より入院。

自宅で脳卒中のため倒れ、救急車で運ばれた。

もうすぐ90にもなるので、一報を受けた時はもうダメかと思ったが、幸い命は取り止めた。右手右足は動かない。

 

2回目のお見舞いに行って来た。

初めて行った時はまだ救急の部屋(何というか知らない)にいて、表情も殆どない感じ。数週間前に会った時はしっかりしていたのに、一度の卒中でこんなにも瞳の光が失われてしまう。

 

2回目の今日は目はしっかりと開いていた。何かを早口で言っているが入れ歯を入れていないため、殆ど理解することができない。それが本人ももどかしいようだ。勝手に入れ歯入れることもできないし…

それでも前に比べて受け答えもしっかりできた。私の名前を覚えていたのでひとまずホッとした。

 

車椅子の散歩の後は、痰を取る音がした。バリバリというかガリガリというか、とにかく嫌な音。その後見に行くと涙を少し流していた。痛かったのだろう。

記憶が曖昧なのか、入院している事を忘れることもあり「私も帰る」と言ったりする。

お別れの挨拶の時は手を強く握って離さない。

ベッドに寝ながら天井を無表情で見つめる祖母を後にした。

 

リハビリも頑張っているので、早く退院できるといいが、退院した後の介護をどうするか、まだ見通しが立たない。

どうなるにせよ、鼻から栄養をチューブで流し込んでいるので、飲み込む能力を早く戻して、大好きなウニの握りを食べさせてあげたい。