satorimo

satorikの備忘録

病院で健康維持は難しい

祖母が脳卒中で入院し2週間が経過したが、先日先生からもう治らないから、胃ろうにするか点滴にするかの選択を迫られている。

勿論、鵜呑みにはしていない。

 

後日、飲み込めるかどうかの検査をするそうだが、二週間も自分で食べさせてもらっていない老人が、いきなり問題なく食べられなくても何ら不思議ではない。元々飲み込みにくそうだったこともある。

飲み込む力を回復させるべくリハビリをすると聞いていたのに、実際は何もしていない。

このような状態で、やはり食べられませんねなどと言われても、到底受け入れるわけにはいかない。

 

入院当初、看護師のペースが速過ぎて食べられず、経口による食事は無理とされて、現在鼻から栄養を入れている。

入院直後はゆっくりとでも口からの食事が可能だったにも関わらずだ。時間がかかるという理由(恐らく)でチューブに切り替えるという安易な選択をされたことに、愕然とする。

 

脳卒中による一時的な経口摂取障害はあるらしい。しかし嚥下トレーニングをして、食べることができるようになれば、食事に関しては医療を受けなくてもいいし、何より患者の生活の質を落とさずに済む。

 

病院が病人を作るといっても過言はない。リハビリを十分にせず、胃ろうなどによる延命を推進する意味が理解できない。医療費削減か。

一命を取り止めたことには本当に感謝しているが、アフターケアがこのようなものだとは思いもよらなかった。

 

私が恐ろしいと思うのは、食べられるのに、食べられなくさせられてしまうこと。たった一度の検査で、はい食べられませんと決定してしまうこと。あと先短い老人だからといって、安易に寝たきり路線で周囲が進めようとしていることだ。