satorimo

satorikの備忘録

潜在意識を上手に使いたい

潜在意識とはどんなものなのだろうか。

私の理解を簡単に言うと、

 

潜在意識を感じることはない。

しかし常に自分という存在の根底にあり、純粋な目で私を見ている。

自分の中にあるのに、まるで別の人格をもった存在のようにもとれる。

表層意識と潜在意識は氷山にも喩えられる。

無口で鈍く、こちらが何を言ってもすぐに反応しない。

しかし頑固で、一度決めたらなかなか言う事をきかない。

 

放置していると勝手に形を作ってしまう。

自分が意識している事や、無意識の感情を吸収していく。

潜在意識とは、信じるものを守る城。

記憶装置の中にある隠された宝箱。

信仰心の泉?

良くも悪くも自分のすべてに影響を与えている。

 

たまに潜在意識が働いたなと思うことがある。どんな時かというと物忘れをした時。

 

物の名前などを忘れてしまい、うんと考えても分からない場合は、一旦考える事を止める。

そして、別のことを考えるか何か別のことをして、物の名前を忘れた、という事実を忘れることにする。

するとあら不思議、数分後(あるいは数時間後のこともある)不意に、忘れていた物の名前が浮かんでくるのだ。

何の前振りもなく言葉が浮かんでくる。

 

初めは、たまたまだろう、と思っていたのだが、何度も同じことが起こるので、これは潜在意識が働いているに違いないと直感した。

最近では忘れたものを、一生懸命思い出す努力をしないようにしている。

私が表面上関係ないことをしたり考えたりしている間にも、潜在意識は先ほどの問題解決のためにせっせと働いているのだろう。

私がぼーっとしている間、頭の中の記憶の本棚をバーっと探していると言う感じではないか。勿論私は何も感じないし、実際何が起こってるのかもわからないが。

潜在意識に関して、色々な本が出ているが、自分で体感するのが一番である。

 

もう一つ、学生の頃にあったこと。

大学の留学制度を使って、なんとしても留学がしたかった。

結構狭き門で、良い成績を収めた上で、特別コースで合格しなければ留学できない。

私がしたこととは、

  • 行きたい大学のパンフレットを何度も読む
  • あたかもそこにいるような体感をする
  • 行けると信じ込む(疑いがない)
  • 猛烈に勉強する

これで第一志望の大学に留学することができた。勿論潜在意識だけのおかげだというつもりは無いが、こういう根拠のない自信をもって臨んだ事に関しては、大抵外れたことがない。

 

しかし疑いがあったり根拠なき自信が持てずに臨むと、大体失敗していた。

  • 恋愛(あの人に私は相応しいだろうか)
  • お金(入ってこないかもしれない)
  • 人間関係(あの人とうなくいくかな)

撃沈…

 

人間悲観的な感情ほど強く、しつこく、何故か正しいという自信に満ちている。否定したいのにできない。もっと悪いことが起きるのではないかという想いは、自分が考えているよりも深く潜在意識に根を下ろす。

 

潜在意識は、ある情報を繰り返し受け取ると、その純粋さ故に、それが真実なんだと受け取ってしまう。実際に起こっていないことでも、らしい。

自分が幸せになりたいなら、潜在意識に落とすべき情報とは幸せな自分像である。間違っても不幸にフォーカスを当ててはいけない。

 

潜在意識を上手に活用したい。今も十分幸せだが、もっと幸せになる権利があると、根拠なき自信を持ちつつ。